クロコくんホール(日本ガイシホール)の座席表と見え方|「2階入場口」は席の階ではない。列で高さ、ブロックの文字でステージとの位置を読む

クロコくんホール(日本ガイシホール)の座席表と見え方。券面の「2階入場口」は席の階ではなく、列の数字で高さ、ブロックの文字で位置を読む
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チケットに「スタンド2階入場口 Aブロック 30列」。クロコくんホール(日本ガイシホール)のスタンドは2階から4階まで重なっているので、「2階なら、スタンドのいちばん下の段だろう」と読むのが自然です。この会場の座席で最初に読み違えるのは、たいていここです。

読み違えたまま当日を迎えると、こうなります。「2階なら低い段」と考えて双眼鏡を置いてきたら、Aブロックは南の中央にある19〜33列だけのブロックで、30列は4階の段だった。逆向きの失敗もあります。「スタンド Pブロック 11列」を「11列目なら後ろのほう」と読んで重い防振双眼鏡を買ったら、11列はスタンドの最前列で(アリーナの縁の可動席を出さない公演の場合)、Pは南の長い辺のうち、ステージが組まれることの多い東側に寄ったブロックだった、というものです。

そうなる理由ははっきりしています。券面の「2階」は、席の階ではなく入口の階だからです。観戦者が質問サイトに書き込んだ券面には、4階にあたる列でも「2階入場口」と書かれた例が複数あります(改修前の公演)。スタンドの入口は2階にあり、席の高さは券面の「階」ではなく列の数字で読みます。

結論を先に置きます。①券面の「2階入場口」は入口の階です。②席の高さは列の数字で決まります(11〜18列が2階、19〜26列が3階、27〜33列が4階。スタンドの最前は多くの公演で11列)。③ブロックの文字(A〜P)で、ステージとの位置関係が分かります。ステージは東寄り(Mブロック寄り)に組むのが一般的だと、会場公式のよくある質問に書かれています。以下は、会場公式の観客席図・主催者向けの観客席図・よくある質問・施設概要を実際に開いて確かめた範囲で書いています(2026年9月時点)。帰りの駅選びと宿には専用の記事があるので、ここでは券面の読み方と双眼鏡の要否だけを扱います。

この記事で分かること
  • 券面の「スタンド2階入場口」が、席の階ではなく入口の階であること
  • 列の数字で席の高さが分かること(スタンドの最前は多くの公演で11列、27列からは4階)
  • 1〜10列(小さなSブロックを除く)が、公演によって出し入れする壁面収納の可動席であること
  • ブロックの文字(A〜P)の並び方と、4階があるのは南北の長い辺だけであること
  • ステージを東寄りに組む一般的な公演で、正面・横・ステージの脇がどのブロックか
  • 双眼鏡が要らない人の条件と、用意しておいたほうがいい席
目次

【結論】クロコくんホール(日本ガイシホール)の券面で外す3つの読み方

先に、外しやすい3つを並べます。どれも、ほかのアリーナの感覚のまま読むと外れるものです。

  • ①「スタンド2階入場口」は、席の階ではありません。スタンドの入口がある階です。4階の列の券にも「2階入場口」と書かれた例があります。
  • ②席の高さは、列の数字で決まります。11〜18列が2階、19〜26列が3階、27〜33列が4階です。スタンドの最前は多くの公演で11列なので、「11列=後ろのほう」ではありません。1〜10列は(Aの手前の小さなSブロックを除き)、公演によって出し入れする壁面収納の可動席です。
  • ③ブロックの文字で、ステージとの位置関係が決まります。南の中央がAで、時計回りにPまで並びます。ステージは東寄り(Mブロック寄り)に組むのが一般的なので、西の中央のEは「正面」ですが、メインステージからはいちばん遠い端です。

クロコくんホール(日本ガイシホール)の座席表と券面の読み方|列で高さ、ブロックの文字で方角

クロコくんホール(日本ガイシホール)の客席の配置を上から見た図。東西に長い長円の周りに、南の中央のAから時計回りにA〜Pのブロックが並び、4階の段があるのは南北の長い辺だけ
上から見た模式図(距離・高さは実寸ではありません)。Aの手前の小さなSブロックと、1〜10列の可動席の段は図では省略しています。出典:会場公式「クロコくんホール観客席」観客席図(2026年9月時点)をもとに当サイト作成

会場公式サイトの「クロコくんホール観客席」のページに、ブロックの文字と列の番号(一部のブロックを除く)が入った観客席図(PDF)が載っています。券面を読むときの土台は、この図です。

券面の「スタンド2階入場口」は、入口の階

公式の情報ではなく観戦者が質問サイトに書き込んだ券面ですが、「スタンド2階入場口 B27列14番」「スタンド2階の 入場口A30列」「2階入場口 スタンドAブロック32列」のように、27列から後ろの列でも「2階入場口」と書かれた例が複数あります(2010〜2015年の公演)。アリーナの券にも「アリーナ1階入場口 B2ブロック」のように、入口の階が書かれた例があります。

そのうちの1つへの回答には、「チケットの席は四階部分に相当する位置です。日本ガイシホールのスタンド席の出入口が二階席にしかないために、チケットにはそのように記載されているのです。」という説明があります。会場公式の平面図(2026年作成)でも、スタンドの玄関にあたる北玄関ホールと南玄関ホールは2階にあり、会場公式のよくある質問も、車いすで2階スタンド席へ行く経路を「2階に上がり陸橋を北進し正面にある館内入口」と案内しています。

つまり券面の「2階」は、スタンドの入口がある階です。3階や4階の席の券にも、入口として「2階」と書かれた例があります。改修後(2026年〜)の券面の実例はまだ確かめられていませんが、スタンドの入口が2階にある造りは改修後の公式の平面図でも同じです。席の高さは、次の列の数字で読んでください。

列の数字で高さが決まる。スタンドの最前は多くの公演で11列

クロコくんホールのスタンドを横から見た段の模式図。アリーナの縁に、一部のブロックの前だけ公演ごとに出し入れする1〜10列の可動席があり、その外に11〜18列(2階)、19〜26列(3階)、27〜33列(4階)の段が続く。券面の「2階入場口」は入口の階で、3階・4階の列の券にも書かれた例がある
スタンドの列と階の対応の模式図(高さ・距離は実寸ではありません)。1〜10列の可動席の段があるのはB・P・H・J・D・F・L・Nの前だけで、Aの手前のSブロック(1〜5列)は可動席ではありません。27〜33列の段があるのは南北の長い辺だけです。出典:会場公式の観客席図・観覧イメージの撮影位置・平面図(2026年9月時点)をもとに当サイト作成

観客席図の列番号は、アリーナの側から外へ向かって増えていき、いちばん大きい番号は33列(AとIのブロック)です。図の上では、段が4つに分かれています。1〜10列/11〜18列/19〜26列/27〜33列です。

何列が何階かを一覧にした公式の表はありません。ただ、会場公式の観客席のページに表示される観客席図には、「観覧イメージ(撮影場所)」として「Bブロック2階席」「Eブロック2階席」「Aブロック3階席」「Aブロック4階席」の印が付いていて、Bの印は11〜18列の段、Aの2つの印は19〜26列の段と27列から外の段にあります(PDFと拡大画像には印がありません)。座席の解説サイトの多くも同じ区切りで説明しており、どちらとも合うのが次の対応です。

  • 11〜18列:2階(可動席を出さない公演では、スタンドのいちばん下の段)
  • 19〜26列:3階
  • 27〜33列:4階(南北の長い辺だけ)

スタンドの最前は、多くの公演で11列です。1〜10列は(Aの手前の小さなSブロックを除き)、アリーナの縁にある「壁面収納可動席(ブリージャー席)」の段で、会場は主催者向けに、この段を出さない場合と出す場合の2枚の観客席図を用意しています。座席の解説サイトはライブでは出さないことが多いと書いており、改修後の2026年の公演でも、観戦者が「スタンド11列が最前」「Iブロック12列(11列目が最前)」と書いています。券面の11列は、後ろのほうではありません。

逆に、B・P・H・J・D・F・L・Nのブロックの文字と1〜10列の番号が組み合わさった券なら、その公演は可動席を出しています。公式の図で可動席の段があるのは、南北の長い辺のB・P・H・Jの前と、東西の端に近いD・F・L・Nの前です。アリーナの床のすぐ脇にある、低い段です。Sブロック(1〜5列)は可動席ではなく、どちらの図にも描かれている固定の区画なので、「S 3列」のような券はこれに当たりません。

ブロックの文字で方角が決まる。4階があるのは南北の長い辺だけ

ブロックは、南の中央がAで、そこから時計回りにB、C、D…と進みます。西の中央がE、北の中央がI、東の中央がMで、Pは南の中央の東隣です。Aの手前(アリーナ側)には、Sという小さなブロックがあります。

ブロック位置列の範囲
A南の中央19〜33列(3階・4階だけ)
B・P南の長い辺(Bが西寄り・Pが東寄り)1〜32列
H・J北の長い辺(Hが西寄り・Jが東寄り)1〜32列
I北の中央11〜33列
C・G西寄りの角(Cが南・Gが北)11〜26列
K・O東寄りの角(Kが北・Oが南)11〜26列
D・F西の端の左右(Dが南・Fが北)1〜18列
L・N東の端の左右(Lが北・Nが南)1〜18列
E西の中央11〜18列
M東の中央11〜18列
S南の中央・Aの手前1〜5列
出典:会場公式「クロコくんホール観客席」観客席図(2026年9月時点)の列番号を当サイトで読み取ったもの。1〜10列は(Sを除き)壁面収納可動席で、出すかどうかは公演ごとです。Eは図に列番号の表示がないため、ページ上の図の撮影場所の印(「Eブロック2階席」)、観戦者の投稿(「スタンドEブロックの11列」など)、向かい側のMの番号から11〜18列としています

表のとおり、4階(27列から)があるのは、南北の長い辺(A・B・PとH・I・J)だけです。東西の端(D・E・FとL・M・N)は18列まで、角(C・G・K・O)は26列までです。Aブロックは「A=前のほう」と思いがちですが、実際は南の中央の3階・4階だけのブロックです。冒頭の「Aブロック 30列」が4階の段だったのは、このためです。

アリーナ席は平らな床。アリーナの「B」とスタンドの「B」は別物

アリーナ(1階)は、会場公式のよくある質問に「1階アリーナ内の座席は、通常パイプいすなどによる仮設であり、イベントの主催者において決定するもの」とあるとおり、区画と列の番号は公演ごとに主催者が決めます。観戦者が質問サイトに書き込んだ券面を見ると、「アリーナ1階入場口 B2ブロック」のように区画で書く公演と、「アリーナ24列」のように列の通し番号だけで書く公演があります。

注意したいのは、アリーナの区画もアルファベットを使うことです。アリーナの「Bブロック」は、スタンドのBブロックとは別のものです。券面に「アリーナ」とあれば床の席、「スタンド」とあれば周りの段の席です。床は平らで、質問サイトの回答には「体育館にパイプ椅子なので前にでかい人がいると何も見えない」という説明があります(2014年)。

会場の基本も押さえておきます。会場公式の施設概要では、客席は「最大/10,000席 (固定席5,000席、可動席2,000席、移動席3,000席)」です。この会場は2024年4月から改修工事のため休館し、2026年2月1日に再開しました。公式の観客席図を改修前(2021年作成)のものと見比べると、ブロックの呼び方と列の段の分け方は変わっていません。改修で新しくなったと公式が書いているのは、壁面収納可動席の座席の取替え、スタンドの手すり、大型映像装置などです。そのため、改修前の公演の体験談も、席の位置関係については今も参考になります。

クロコくんホール(日本ガイシホール)のステージは東寄りが一般的|正面・長い辺・ステージの脇

ステージの位置について、会場公式のよくある質問はこう書いています。「格闘技などのスポーツイベントやごく一部のセンターステージによるコンサートなどを除いては、アリーナ内の東寄り(「客席案内」のページのMブロック寄り)に設営されるのが一般的です。」座席の解説サイトや、改修後の2026年の公演でファンが作った座席表も、ステージは東側という前提で書かれています。

ステージを東寄りに組む公演でのクロコくんホールの位置関係。西の端は正面から見るがいちばん遠く、南北の長い辺は横から見て東寄りほど近く、東寄りの角はステージのほぼ真横、東の端はステージの脇から後ろ
ステージを東寄りに組む公演の場合の模式図(センターステージや花道がある公演では関係が変わります。距離・高さは実寸ではありません)。出典:会場公式の観客席図・よくある質問(2026年9月時点)をもとに当サイト作成

公式の観客席図のとおり、この会場は東西に長い長円形です。ステージを東寄りに組むと、ブロックの文字とステージの関係は次のようになります。

  • 西の端(D・E・F):ステージを正面から見る側です。そのかわり、メインステージからはいちばん遠い端です。
  • 南北の長い辺(B・A・PとH・I・J):ステージを横から見る側です。東寄りのP・Jほどステージに近く、西寄りのB・Hほど斜め前から見る形になります。
  • 東寄りの角(K・O):ステージのほぼ真横です。
  • 東の端(L・M・N):ステージの脇から後ろにあたります。

観戦者の体験談も、この関係と合います(いずれも改修前の公演)。Eブロックでは「スタンドEだけど真正面!」、バックステージがあった公演でEブロック11列に着席した人の投稿には「メインステージから1番遠いですがBステ前最前列」。Pブロックでは「Pブロック12列はステージ向かって右側の前から2列目だった。/ステージにも近い!」。Kブロックでは「ほんまにステージ真横やった」という声があります。ただし「ステージ真横」はJブロックについて書いた人もいて、どこからが真横かはステージの奥行きで変わります。

南(A・B・P)はステージに向かって右(上手)、北(H・I・J)は左(下手)にあたります。観戦者の質問への回答にも「ステージ下手側(北側)」「上手側(南側)」という説明があります。

ステージの脇から後ろにあたるブロックは、公演によって使われなかったり、見えにくい部分があることを前提にした「注釈付き指定席」として売られたりします。どのブロックが対象になるかは座席の解説サイトの間でも割れているので、自分のブロックが売られている範囲と、見切れの注記は、主催者の案内で確かめてください。

センターステージ、花道、サブステージ、トロッコがある公演では、この関係が変わります。改修後の2026年の公演にも、センターステージとトロッコがあった公演(観戦者のメモに「スタトロは18-19列間」)や、サブステージがあった公演があります。スタンドのトロッコは、2階と3階の間(18列と19列の間)の通路を通った例が改修前から報告されています。そしてステージから各席までの距離(◯メートル)は公表されていません

あなたの席で双眼鏡は要る?【要らない人から先に】

先に書いておきます。この会場は「買わなくていい」で終わる人も出ます。クロコくんホールは、観戦者の体験談に「ガイシ狭いから3階席でも全然肉眼で見える。」「ガイシのスタンド4階席だったけどすごく近くて肉眼でも全然見えました。」のような声が多い会場です(どちらも改修前の公演)。そのうえで、まず主催者の座席図でステージの位置を見て、ステージに近い側か、長い辺か、正面の端かを決めてから、最後に列(高さ)を見てください。

🔴 ひとつ正直に書いておきます。ステージから各席までの距離(◯メートル)は公表されていません。ですので以下は距離の実数ではなく、ステージとの位置関係(ブロックの文字)と高さ(列の数字)で分けています。会場公式が「一般的」とする、ステージを東寄りに組む公演を前提にした分け方です(センターステージや花道がある公演では関係が変わります)。

下の(a)〜(c)に当てはまらない席の人は、先にここを読んでください。L・M・N(ステージの脇から後ろ。その前の1〜10列を含む)の人は、倍率より先に、見切れの注記を主催者の案内で確かめてください。見切れは倍率では解決しません。1〜10列(可動席)の人は、アリーナの縁の低い段なので、高さは気にせずブロックの方角だけで選んでください(東寄りのJ・Pの前の可動席なら(a)、西寄りのB・Hや西の端のD・Fの前なら(b))。Sブロックの人は、南の中央・Aの手前にある小さな固定の区画で、両隣のB・Pの2階(11〜18列)と同じ高さなので、長い辺の中央と同じく(b)で考えてください。

(a) 買わなくて大丈夫な人:アリーナの前方の人と、ステージに近い東寄りの長い辺・角(J・K・O・P)の2階(11〜18列)の人

まずは手ぶらで考えてかまいません。J・Pは南北の長い辺のうちステージに近い東寄りの区画、K・Oはステージのほぼ真横です。2階(11〜18列)は、可動席を出さない公演ではスタンドのいちばん下の段なので、ステージを横から近くで見る席です。観戦者の体験談にも、Pブロック12列について「ステージにも近い!」という声があります(改修前の公演)。ここで高倍率の双眼鏡を構えると、かえって視野が狭くなって演出全体を見落とします。

ただし、ステージの真横に近い席ほど、セットや照明でステージの一部が見えないことがあります。ステージ近くの注釈付き指定席について「注釈指定席演出は見えにくいとこあったけど、ステージほんとに近くてラッキー」という体験談もあります(改修前の公演)。見切れは倍率では解決しません。

アリーナの前方の人も、手ぶらで大丈夫です。改修後の2026年の公演でアリーナの2列目だった人は、「防振双眼鏡を使わなくても/推しのあれやこれやしっかり見える距離感。」と書いています。ただしアリーナの区画と列の番号は主催者が振るので、前方かどうかは主催者の座席図で確かめてから決めてください。床は平らなので、前の人で視界が切れることがあり、これも倍率では解決しません。

(b) 迷っている人:東寄り(J・K・O・P)の3階・4階の人、長い辺の中央(A・I)の3階までの人、西寄り(B・C・G・H)の2階の人、西の端(D・E・F)の人、アリーナの中ほどから後方の人

「距離」より「何を見たいか」で決めてください。東寄りの3階・4階は、ステージに近い側を高い位置から見る席です。長い辺の中央と西寄りの2階は、ステージを横から、あるいは斜め前から見る位置です。観戦者の体験談にも、東寄りのJブロックの最上段について「ステージ真横だから、距離感はそこまでない。」、北の中央のIブロックについて「名古屋駅のビックカメラで双眼鏡なんか買うんじゃなかった」という声があります(どちらも改修前の公演)。

西の端(D・E・F)は、ステージを正面から見られるかわりに、メインステージからはいちばん遠い端です。18列までしかない段なので高さはなく、ステージ全体を正面から見渡す席だと考えてください。K-POPグループの公演とみられる投稿には、Fブロックの最後列で「肉眼でもやんじょんうぉん判別できました。」というものがあります(改修前の公演)。ただし、メインステージからいちばん遠い端なので、肉眼で表情まで追いたい人は、次の(c)と同じく用意しておくと安心です。バックステージがある公演では、逆にいちばん近い側になります。

アリーナの中ほどから後方は、平らな床に並ぶ席なので、前の人の頭が視界に入ります。改修後の、センターステージがあった公演でアリーナのC5ブロックだった人は、センステは正面から見られた一方で「防振双眼鏡でメインステージを/必死に見ていた」と書いています。

迷ったときの決め方はシンプルです。スクリーンで顔を見るのでいい人は不要、肉眼で表情を追いたい人は用意する。選び方は次の分岐にまとめています。

(c) 用意しておいたほうがいい人:長い辺の中央から西寄り(A・B・H・I)の4階(27〜33列)の人と、西寄り(B・C・G・H)の3階(19〜26列)の人で、表情まで追いたい人

ここは持っていくほうが後悔が少ない層です。どちらも、ステージから遠い側の高い段です。冒頭の「スタンド2階入場口 Aブロック 30列」はここに入ります。この会場の上の段は、会場全体が見渡せるという声が多い一方で、表情までとなると話が変わります。観戦者の体験談では、西寄りのCブロック3階席で「肉眼で3人の全体像を見るべきか大画面で顔のアップを楽しむべきか、いい意味で悩ましかったです。」(K-POPグループの公演)という声があり、Gブロック22列だった人は質問サイトの回答で「表情は肉眼では分かりません。」と書いています(どちらも改修前の公演)。ただし同じ人は、モニターとトロッコがあったので嫌な記憶はなく、「例えば私が再び同じ席だとしたら、双眼鏡は持っていかないと思います。」とも書いています。双眼鏡をレンタルして使った人の報告には、スタンドCの「ほぼ天井席」で「表情はわかりますが、汗はわからない」(12倍の防振)、スタンド27列で「メインステージでのパフォーマンスもはっきり見ることが出来た」(14倍の防振)というものがあります(どちらも改修前とみられる公演・双眼鏡レンタル会社の利用者の声)。全体を見られればいい人は手ぶらでも楽しめますが、表情を追いたい人はここで用意してください。

選ぶときは倍率だけで決めないでください。倍率が上がるほど手ブレも同じだけ拡大されるので、倍率を上げるなら、手ブレ補正(防振)があるかどうかで見え方が変わります。予算を上げるなら、倍率より先に防振です。逆に、むやみに高倍率を選ぶと視野が狭くなって演出を追いにくくなります。高倍率の防振を長く覗いて「1時間くらい使うと少し酔いました」という声もあるので、ずっと覗き続けるより、見たい場面で使うほうが楽です。

手元に届いたら、出発前に一度、部屋の中から窓の外の看板など遠くの文字にピントを合わせてみてください。防振タイプの多くは電池で動くので、電池が入っているか、スイッチを入れて手ブレ補正がかかるかもそのときに確かめておくと、当日の客席であわてずに済みます。

(d) 座席とは別の心配がある人:終演後の帰りと、泊まるかどうか

座席とは別軸の確認です。会場の最寄りはJR東海道本線の笠寺駅で、名古屋市のよくある質問では「JR東海道本線「笠寺」からすぐ」と案内されています。終演後の笠寺駅の混み方と、名鉄の本笠寺駅などへ分ける帰り方は、クロコくんホール(日本ガイシホール)の行き方・帰り方ガイドにまとめています。

泊まるかどうかで迷っている場合は、日本ガイシホールは泊まる?帰る?の判断ガイドに、そもそも泊まらなくていい人の条件からまとめてあります。

FAQ|クロコくんホール(日本ガイシホール)の座席でよくある質問

Q1. 「スタンド2階入場口」と書いてあれば2階席ですか?

2階席とは限りません。「2階」はスタンドの入口がある階で、3階や4階の列の券にも「2階入場口」と書かれた例があります(観戦者が質問サイトに書き込んだ券面・改修前の公演)。席の高さは列の数字で読んでください。会場公式に何列が何階かの一覧はありませんが、公式の観覧イメージの撮影位置と座席の解説サイトの説明が合うのは、11〜18列が2階、19〜26列が3階、27〜33列が4階という対応です。

Q2. スタンドの11列は後ろのほうですか?

多くの公演では、スタンドの最前列です。1〜10列は(Aの手前の小さなSブロックを除き)アリーナの縁にある壁面収納の可動席で、出さない公演では11列がスタンドのいちばん前になります。改修後の2026年の公演でも、観戦者が「スタンド11列が最前」と書いています。可動席を出す公演では、公式の図でB・P・H・J・D・F・L・Nの前にある1〜10列の段のうち、主催者が出した場所で、11列の前に可動席の段が入ります。

Q3. 電子チケットの「入場口B」や「Aゲート」は、ブロックのことですか?

入場口の記号は、ブロックの文字とは別のものです。電子チケットでは、当日まで入場口しか表示されない公演があります。観戦者の質問への回答にも「ガイシは当日にならないとアリーナゲートが何のアルファベットなのかはわかりません。」とあり、改修後の公演でも、ファンが入場ゲートとアリーナ・スタンドの関係を集計しているほどです。「入場口B」を「スタンドのBブロック」と読み替えないようにしてください。

Q4. アリーナ席に段差はありますか?

基本は平らな床です。会場公式のよくある質問では、1階アリーナの座席は「通常パイプいすなどによる仮設」とされています。観戦者の回答や体験談にも、階段状になっていないので前に背の高い人がいると見えにくい、という声が複数あります。前の人で視界が切れることは倍率では解決しないので、アリーナの中ほどから後方の人は、スクリーンをどう使うかも含めて考えておくと安心です。

Q5. 「クロコくんアリーナ」と同じ会場ですか?

別の施設です。名古屋市の発表では、2026年4月1日から愛称が「日本ガイシホール」は「クロコくんホール」に、「日本ガイシアリーナ」(プールとアイスアリーナ)は「クロコくんアリーナ」に変わりました。コンサートの会場は「クロコくんホール」です。改称前に発券されたチケットには「日本ガイシホール」と書かれていることがありますが、同じ会場です。

Q6. クロコくんホールの座席表はどこで確認できますか?

スタンドのブロックと列は、会場公式サイトの「クロコくんホール観客席」のページの観客席図(PDF)で確認できます。会場公式のよくある質問でも、2階〜4階スタンド席の位置は、公式サイトの客席案内のページで確かめるよう案内されています。一方、アリーナ席の位置とステージの配置は公演ごとに主催者が決めるので、自分の席とステージの位置の最終確認は、主催者が出す公演ごとの座席図でおこなってください。

まとめ|「2階入場口」と列の数字が読めれば、クロコくんホールの席は当日まで悩まない

券面から読み取れる判断を、3点にまとめます。

  • 「スタンド2階入場口」は入口の階です。席の高さは列の数字で読みます。11〜18列が2階、19〜26列が3階、27〜33列が4階で、4階があるのは南北の長い辺だけです。
  • スタンドの最前は、多くの公演で11列です。1〜10列は(Sブロックを除き)公演によって出し入れする壁面収納の可動席なので、11列の券は後ろのほうではありません。
  • 双眼鏡は「ブロックの文字」を先に、「列」を後に見て決める。ステージを東寄りに組む公演なら、アリーナの前方と、東寄りのJ・K・O・Pの2階は、まずは手ぶらで考えて大丈夫です。中央から西寄りの4階と、西寄りの3階で表情まで追いたいなら、倍率より先に防振を見てください。

本記事のブロックの配置と列の範囲は、2026年9月時点の会場公式「クロコくんホール観客席」の観客席図・主催者向けの観客席図・よくある質問で確認したものです。公演ごとのステージと座席の配置は、主催者が出す座席図で確かめてください。

券面の読み方がはっきりしたら、次は当日の動線です。終演後の笠寺駅の混み方と、別の駅へ分ける帰り方は、クロコくんホール(日本ガイシホール)の行き方・帰り方ガイドにまとめています。

クロコくんホール(日本ガイシホール)の行き方・帰り方ガイド(笠寺駅を避ける帰り方・金山のホテル)

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この記事を書いた人

K-POPファン歴6年。
サバイバル番組をきっかけにK-POPにハマり、
国内外のライブ・イベントに参加してきました。

韓国ライブ遠征は1回、国内ライブは多数経験。
IZ*ONE、X1、INI、Alpha Drive ONE などの
ファンクラブ加入歴があります。

自身の遠征経験とITの知識を活かし、
K-POPファン向けの参戦ガイドやチェックリストを制作・運営しています。

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