チケットに「A03」、あるいは「304通路」。TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)のこの席は、3階のスタンドでしょうか、それともアリーナ(フロア)でしょうか。この会場の座席で最初に詰まるのは、たいていここです。
読み違えたまま当日を迎えると、こうなります。「A」とあるから3階だと思い込んで重い双眼鏡を抱えて入ったら、アリーナ席だった。逆に「アリーナのA3」だと思い込んで手ぶらで行ったら、3階のスタンドだった。どちらも、気づくのは会場に入ってからです。
詰まる理由は2つあります。コンサートのときの座席図が会場公式で公開されていないこと(2026年10月時点で開けるのはバスケットボールの配置の図だけ)と、アリーナ席の区画名は公演ごとに決まることです。
結論を先に置きます。①スタンドのブロック名は「3階=A01〜A24/4階=B01〜B34」で、アルファベットが階を表します。②座席番号はリングを一周する通し番号で、前後の近さは表していません。③ステージの位置は公演ごとに変わります。会場公式が出しているのはエンドステージのレイアウト例(約8,000席)で、最終確認は主催者の座席図でおこないます。なお、本文の座席・ブロック・通路番号は2026年10月時点の会場公式(座席マップ・館内マップ・主催者向け「利用プラン」)で確認したものです。アクセスと帰り道は別記事で扱います。
- 券面の「A」「B」が3階・4階のスタンドを指すときと、アリーナ席の区画名のときの見分け方
- 通路番号(304〜320/401〜422)の百の位が階を表すこと
- 座席番号がリングを一周する通し番号で、A01とA24が隣り合う理由
- 「3階 304通路 12列 62番」が公式の座席図でどこにあるか
- 公式のレイアウト例(エンドステージ約8,000席)で、ステージが短い辺に置かれていること
- 双眼鏡が要らない人の条件と、用意しておいたほうがいい席
【結論】トヨタアリーナ東京の座席で外しやすい3つの思い込み
どれも「よその会場ならそう読める」ものです。
- ①「Aと書いてあれば3階」とは限りません。会場公式の座席図では、3階のスタンドがA01〜A24、4階がB01〜B34です。ただしアリーナ席の区画名は公演ごとに決まるので、アリーナにも「A」「B」が付くことがあります。券面の「階」や「アリーナ」の表示と、ブロック名をセットで読んでください。
- ②「番号が小さい=前のほう」ではありません。座席番号は、ブロックをまたいでリングを一周する通し番号です。3階なら1番から478番まで、4階なら1番から679番まで回っていて、いちばん小さい番号といちばん大きい番号は隣り合っています。
- ③ステージの位置は決まっていません。会場公式が示しているのは「レイアウト例(エンドステージ)」です。正面か横かの最終確認は、主催者の座席図か公演ページでおこないます。
トヨタアリーナ東京の券面の読み方|3階はA01〜A24、4階はB01〜B34

券面や電子チケットに出る項目は、公演やチケット会社によって違います。出ている「階」「ブロック」「通路番号」「列」「番」のうち、建物に固定されている分を会場公式の座席表(座席マップ・バスケモードのPDF)で読みます。
ブロック:アルファベットが階、数字は2桁
スタンドのブロック名は、3階がA01〜A24の24ブロック、4階がB01〜B34の34ブロックです。アルファベット1文字が階を、数字(2桁)がリングのどこかを表します。
注意したいのはアリーナ(フロア)の席です。アリーナ席の図は会場公式に無く、区画は公演ごとに決まります。会場公式のよくある質問も、座席の位置については「開催イベントによって異なりますので、主催者にお問い合わせください」と案内しています。「アリーナのa3ブロックはどこ?」という質問が実際に出ています。券面に「アリーナ」と書かれていればアリーナ席、「3F」「3階」なら3階スタンド——ブロック名だけで判断しないでください。スタンドの公式表記は「A03」のように2桁です。
通路番号:百の位が階(304〜320/401〜422)
座席図には、ブロックとは別に黒い丸で3階に304〜320、4階に401〜422の番号が振られています。これは客席へ入る通路(ゲート)の番号で、会場公式のご利用案内もAEDの場所を「4階:412ゲート入口付近、413ゲート入口付近」と、この番号で書いています。
読み方は単純で、百の位が3なら3階、4なら4階です。会場公式の館内マップ(3階)には通路番号とブロック名が同じ図に並んでいるので、通路番号から両脇のブロックが分かります。たとえば通路312はA12とA13のあいだ、通路306はA06とA07のあいだ、通路318はA18とA19のあいだです。
座席番号:リングを一周する通し番号
座席番号は、ブロックごとに1番から振り直されるのではなく、いくつかのブロックをまとめた帯で通しになっていて、その帯が一周つながっています。
| 階 | ブロック | 座席番号 |
|---|---|---|
| 3階 | A01〜A05 | 1〜94 |
| A06〜A08 | 101〜155 | |
| A09〜A12 | 161〜238 | |
| A13〜A16 | 241〜317 | |
| A17〜A19 | 321〜378 | |
| A20〜A24 | 381〜478 | |
| 4階 | B01〜B05 | 1〜96 |
| B06〜B10 | 101〜190 | |
| B11〜B15 | 201〜296 | |
| B16〜B17 | 301〜339 | |
| B18〜B21 | 341〜412 | |
| B22〜B25 | 421〜490 | |
| B26〜B30 | 501〜596 | |
| B31〜B34 | 601〜679 |
ブロックの番号と座席番号は、同じ向きに増えます。3階なら、スイートエリアのある辺の真ん中にあるA01から始まって、左の辺(A06〜A08)、メインゲート側の辺(A09〜A16)、右の辺(A17〜A19)と回り、A24でまたスイートエリア側の辺の真ん中に戻ってきます。A01(1番台)とA24(478番まで)は隣り合わせです。4階も同じで、B01とB34が上の辺の真ん中で隣り合い、B17とB18のあいだ(通路412)が反対側の辺の真ん中になります。
列:3階は最大20列、4階は1〜14列
前後の位置を決めているのは「番」ではなく「列」です。公式のブロック別の詳細図を開くと、列が1列ずつ印字されています。3階は区画によって最大20列(2列目から始まる区画もあります)、4階は1〜14列です。ですから「4階10列」は、4階の中でも後ろ寄りの列になります。
例題:「3階 304通路 12列 62番」はどこか
実際に出ている質問で読んでみます。通路304は、館内マップではA04とA05のあいだ、角の部分です。62番は座席番号の表で「A01〜A05(1〜94)」の帯に入ります。A01〜A05の詳細図を開くと、通路304に近い角に、12列の62〜64番が並ぶ短い列があります。つまりこの席は、3階の、スイートエリア側の辺から左の辺へ回り込む角です。正面か横かは、次の章のとおりステージの位置で決まります。
ステージの位置は公演ごと|公式のレイアウト例(約8,000席)で読む

会場公式の主催者向けページ「利用プラン」には、コンサートのレイアウト例(エンドステージ)として約8,000席が載っています。図には「アリーナ席 約3,000席」「スタンド席 約5,000席」と表示されています。ただし公式はこの数字に「席数は、ステージプランや客席レイアウト、見切れによって変動いたします」と添えています。「エンドステージの例で約8,000席。公演ごとに変わる」と読んでください。
そのレイアウト例の図では、ステージはアリーナ面の短い辺の一方に置かれ、その背後のスタンドは使わない席として濃い色で塗られています。同じページのバスケットボールのレイアウト例で「スイート(2F、3F)」と表示された区画は、コンサートの図ではアリーナ面の長い辺の横にあります。つまりスイートのある長い辺も、その向かいのメインゲート側の長い辺も、ステージから見て横です。座席図の形でいうと、短い辺は3階ならA06〜A08のあたりとA17〜A19のあたり、4階ならB07〜B10のあたりとB25〜B28のあたりです。どちらの短い辺にステージを置くかは、公式のレイアウト例からは決められません。主催者の座席図で、ステージ側の短い辺を先に確かめてください。
そのうえで大事なのは、これがあくまで「例」だということです。ステージの向きや背後の席を売るかは公演ごとに決まります。「注釈付き指定席」について、ある公演の主催者の案内には「座席の位置や機材の影響で、ステージおよび一部演出、メンバーが見えにくい場合や、音が聞き取りにくい場合がございます」と書かれていました。券面や購入画面に「注釈付き」とあれば、見え方に制約がある前提で考えてください。
あなたの席で双眼鏡は要る?【要らない人から先に】
先に書いておきます。買う必要があるのは、一部の席です。この会場は、会場公式が「360度どこからでもアリーナ面に正対して観戦できるように観客席を配置」と説明している、スタンドが2層(3階・4階)のアリーナです。まず自分がどの分岐かを確かめてください。
🔴 ひとつ正直に書いておきます。ステージから各席までの距離(◯メートル)は、会場公式に公表されていません。以下は距離の実数ではなく、券面から読める「階」と、ステージから見た向きで分けています。まず主催者の座席図でステージがどちらの短い辺か(3階ならA06〜A08のあたりかA17〜A19のあたりか)を確かめ、自分のブロックが「ステージ側の短い辺」「長い辺」「ステージと反対の短い辺」のどれかを決めてから読んでください。会場公式のレイアウト例の図では、ステージ側の短い辺のスタンドは使わない席として濃く塗られています。販売されている公演では、主催者の座席図の注記を確かめてください。
(a) 買わなくて大丈夫な人:アリーナ席でステージ寄り/3階の長い辺のステージ寄り
アリーナ席のステージ寄りなら、演出全体を見る目的では双眼鏡なしで足ります。アリーナ席のうちステージに近い側は、この会場でいちばんステージに近い層です。3階の長い辺(スイートエリア側のA01〜A05・A20〜A24、メインゲート側のA09〜A16)のうち、ステージのある短い辺に寄った半分は、3階の中ではステージ側に寄った位置です。ただし距離は公表されていないので、ここは向きから読める範囲での判断です。双眼鏡を構えるとかえって視野が狭くなり、演出全体を見落とします。表情まで追いたいなら、(b)(c)へ進んでください。
ひとつだけ知っておいてください。ステージに寄るほど、距離が近いかわりに角度が浅くなります。真横に近い方向から見ることになるので、正面の顔より横顔や背中を見る時間が増えます。「近い=正面」ではありません。
(b) 迷っている人:アリーナ席の後方/3階のステージと反対の短い辺/4階の長い辺
「距離」より「何を見たいか」で決めてください。アリーナ席は床が平らなので、後方では前の人の頭でステージが隠れやすくなります。3階の、ステージと反対の短い辺は、向きは正面ですが3階ではいちばん離れる側です。4階の長い辺は、3階より1層高くなります。
決め方はシンプルです。スクリーンで顔を見られればいい人は不要、肉眼で表情を追いたい人は用意する。用意すると決めたら、探し方は次の分岐(c)にまとめています。
(c) 用意しておいたほうがいい人:4階のステージと反対の短い辺/4階の後ろ寄りの列で表情まで見たい人
ここは持っていくほうが後悔が少ない層です。4階の、ステージと反対の短い辺(B07〜B10のあたりかB25〜B28のあたりのどちらか)は、リングの中でステージからいちばん遠い側に、4階という高さが重なります。4階は1〜14列なので、10列より後ろならさらに上へ離れます。演出の全体像を見るには良い位置ですが、肉眼で表情まで追うのは難しくなります。
選ぶときは倍率だけで決めないでください。倍率が上がるほど手ブレも同じだけ拡大されるので、手ブレ補正(防振)があるかどうかで見え方が変わります。予算を上げるなら、倍率より先に防振です。
買ったら、出発前に一度、家の中で数メートル先の文字にピントを合わせ、防振付きなら電源を入れて補正が効くかを確かめてください。電池式のものは、電池の残りもそのときに見ておきます。
(d) 座席とは別の心配がある人:会場までの行き方と、終演後の帰り
座席とは別軸の確認です。トヨタアリーナ東京は、ゆりかもめの青海駅と、りんかい線の東京テレポート駅の2駅が最寄りで、帰る方面によって使う駅が変わります。駅ごとの道順と終演後の帰り道は、トヨタアリーナ東京のアクセスと帰り道のガイドにまとめています。
席が分かったら見ておく公式の2ページと、当日の入口
券面が読めたら、会場公式サイトの2ページで裏を取ります。
- 座席マップ:3階・4階の全体図と、ブロックの帯ごとの詳細図(PDF)が開けます。詳細図には列と座席番号が1列ずつ印字されているので、自分の列と番がどの角・どの辺にあるかまで確かめられます(2026年10月時点で開けるのはバスケモードの図です)。
- 館内マップ:3階の図に、ブロック名・通路番号・メインゲート・トイレ・売店が一緒に描かれています。通路番号を見れば、どの扉から客席に入ると近いかが分かります。
入口は、会場公式によると3階のメインゲートと1階のトヨタゲートの2つです。どの席がどちらのゲートかは、公演の案内や電子チケットの表示に従ってください。コンサートでの分け方を書いた会場公式の情報は見つけられませんでした(2026年10月時点)。ゲートの表示だけで席種を決めつけず、ブロック名・階の表示と合わせて読んでください。
FAQ|トヨタアリーナ東京の座席でよくある質問
Q1. 「A3ブロック」はどこですか?
券面に「アリーナ」とあるか「3階(3F)」とあるかで、まったく別の場所です。3階のスタンドなら公式の表記は「A03」で、館内マップではスイートエリア側の辺の、左の角に近いブロックです。アリーナ席の区画は公演ごとに決まり、会場公式にアリーナ席の図は無いので、「アリーナA3」の位置はその公演の座席図でしか分かりません(会場公式のよくある質問も座席の位置について「開催イベントによって異なります」と案内しています・2026年10月時点)。
Q2. 4階10列は見にくいですか?
4階は1〜14列なので、10列は4階の後ろ寄りです。見え方を決めるのは列よりもブロックの位置で、長い辺のステージ寄りなら全体は追えますが、ステージと反対の短い辺では距離と高さが重なります。表情まで見たいなら双眼鏡を用意してください。列数は2026年10月時点の会場公式の座席マップ(バスケモードの詳細図)によります。
Q3. 5階席はありますか?
5階に「SMBC SKY LOUNGE」というラウンジがあることは、会場公式の館内マップで確かめられます。ただし、コンサートで5階を一般の客席として使うかどうかを書いた会場公式の情報は、2026年10月時点で見つけられませんでした。券面に5階と書かれていたら、その公演の主催者の案内で場所を確かめてください。
Q4. 券面に「トヨタゲート」と書かれていたら、アリーナ席ですか?
ゲート名だけでは決めつけないでください。どの席をどちらのゲートから入れるかは公演ごとの案内に従います(対応を書いた会場公式の情報は2026年10月時点で見つけられませんでした)。券面のブロック名・階の表示と合わせて読み、迷ったら当日の会場スタッフに券面を見せて確かめてください。
Q5. 有明アリーナとは別の会場ですか?
別の会場です。どちらも東京の湾岸エリアにありますが、トヨタアリーナ東京は江東区青海、最寄りはゆりかもめの青海駅とりんかい線の東京テレポート駅です。座席の仕組みも違い、有明アリーナは3階・4階をE・G・F・Hの記号で分けています。有明アリーナの券を持っている場合は有明アリーナの座席ガイドを見てください(会場と駅は2026年10月時点の各会場公式による)。
まとめ|階・ブロック・通路番号が読めれば、トヨタアリーナ東京の席は当日まで悩まない
券面から読み取れる判断は3点です。
- アルファベットは階を表します。スタンドは3階がA01〜A24、4階がB01〜B34。公演ごとに決まるアリーナ席の区画名とは、階の表示で読み分けます。通路番号は百の位が階です。
- 座席番号はリングを一周する通し番号です。A01とA24、B01とB34は隣り合っています。前後を決めるのは列です。
- 双眼鏡は「階」と「ステージから見た向き」で決めます。アリーナのステージ寄りと3階の長い辺のステージ寄りなら基本は不要。4階のステージと反対の短い辺なら、倍率より先に防振を見てください。どちらの短い辺がステージ側かは、主催者の座席図で確かめます。
券面の読み方がはっきりしたら、次は当日の動線です。青海駅と東京テレポート駅の使い分けと終演後の帰り道は、トヨタアリーナ東京のアクセスガイドにまとめています。

本文のブロック・座席番号・列・通路番号・席数は、2026年10月時点の会場公式(座席マップ、館内マップ、主催者向けページ「利用プラン」、よくある質問)で確認したものです。コンサートの座席図が公開されたら、会場公式の座席マップの音楽モードで最新の配置を確かめてください。
